Seria Net
No.06


止めようジャンクフード
ジャンクフード食べますか?陸上競技止めますか?

Junk Food

テレビニュースで、ジャムパンしか口にしないイギリスの5歳の男の子が映しだされました。毎日毎日ジャムパンばかり。卵も野菜も肉も魚もまったく食べません。ジャムパンの主な栄養素は炭水化物で、エネルギー源としては大切ですが、肉や骨を作ったり、体の調子を整えることはできません。普通の子供とあまり変わらないように見えましたが、このままいくと脳、神経をはじめ、身体発育が阻害され、あらゆる「生活習慣病」が彼の体を蝕むでしょう。

摂り込まれた栄養素をエネルギーに変えるにはビタミンが必要です。不足すると、新鮮で栄養豊かな物を食べても体内で十分に活用されません。ビタミンB1が不足すると、糖質を分解できず乳酸等の疲労物質が溜まり、疲れやすく、肩こりなども起こります。ビタミンB2が不足すると、脂質を分解できず体脂肪が増え、肥満や成長不良、皮膚の炎症などが起こります。この男の子の話は極端な例ですが、ジャンクフード大好きのあなた、好き嫌いの激しいあなた、彼と同じようにあなたの体も悲鳴をあげていることに気づいてください。次のような食生活の方は要注意!甘いもの・スナック菓子・ファーストフード・インスタント・清涼飲料、さて、あなたの食生活はどうですか?(吉田敦美)

味覚がなくなる

「先生、何食べても何の味もしないんです」若い女性が真っ青な顔で、病院に飛び込んできました。
彼女は独り暮らしの学生です。ダイエット中と言いつつ、口にするものはほとんどスナック菓子の類でした。いろいろ検査をしてみると、血液成分に「亜鉛」が欠乏していました。このように、独り暮らしの学生やダイエットに励む女性に、味覚異常を訴える人が少しずつ増えています。1974年に味を感じる味蕾という細胞の新陳代謝に亜鉛が必要であることが明らかになりました。金属は身体に悪いイメージを持たれがちですが、有用金属もあるのです。

特に亜鉛は注目されつつあります。亜鉛欠乏症の原因は、無理なダイエットやファーストフードに偏る食生活にあると考えられており、食品添加物も亜鉛の吸収を妨げます。必要成分だけを多量に含む「決め手の食品」はありませんが、海産物(海藻類・魚介類)や牛レバー、豆、キノコ類などには、比較的高濃度の金属元素が少しずつ含まれています。このうち亜鉛を多く含む食品は、アマノリ、煮干し、牛乳、牛レバー、そば粉、干シイタケなど、日本の食卓ではごくありふれたものばかりです。ある日突然、味がなくなる!! そんな恐怖の体験をしないためにも、特に独り暮らしの皆さんは、手作りの食生活を心掛けてください。(大石則幸)