Seria Net
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No.06
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パソコン難民の皆さんへ
映像データを作ろう プロスポーツの世界では、コンピュータ利用は当り前になっています。野球の投球フォームやフットボールのフォーメーションなど、作戦や技術向上に特に必要とされるのが映像情報です。イメージトレーニングもそのひとつです。優秀な選手の良いフォームやプレーを目の前で見れば最高ですが、何度も見るのは不可能です。映像(ビデオ)のメリットは繰り返せる事です。テレビのスポーツ番組でも様々な映像を提供してくれます。スローや別な角度、2ヵ所の映像を同時に再生したり、1点の軌跡を線で表現したり、ひとつのプレーをつぶさに観察できるようになっています。皆さんも自分でこんなことができればと思う事があるでしょう。現在の教育現場へのパソコンの設置率には目を見張るものがあります。それを映像データ作りに活用してみてはいかがでしょう。試合や競技会でビデオを回している先生方を多く見かけますが、せっかくの情報も活かされていないのが現状です。個人での画像処理など数年前までは夢物語でしたが、今はデジタル映像を編集できるまでになっています。放送番組の録画でも、ご自身で録ったビデオでもかまいません。必要な部分をパソコンに取り込みます。コメントや詳しい情報を書き加えても良いでしょう。チームプレーの成功例を集めて戦略図鑑を作ってみたり、時間を追って選手のフォームの変化を見るのも面白いと思います。同時に2つの映像を流せば比較もできます。デジタルデータの利点は、瞬時に必要な映像を取り出すことができ、何度繰り返しても劣化しないところです。そうして出来上がったビデオデータベースを、そのままインターネットのホームページに載せることも簡単です。大切なことは、最高のプレーを繰り返し見て、イメージを頭に刻み込むことです。パソコンを使えばデータを先生や生徒自身の手で作ることができるのです。この様な活用法で皆さんの競技生活がより豊かに、可能性が拡がっていくことを願っています。(コンピュータ・サービス) |
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