Seria Net
|
No.06
|
|||||||||||
|
Club Voice
陸上競技・ランニングを愛する人たちの集まったクラブを紹介します
砂煙の舞うトラックを駆け抜ける選手たち。砂まみれの顔から笑顔が絶えない。「個性的な集まりで、明るく団結力があります」とキャプテン。なるほど、練習に活気がある。「自分で考え、いつでも向上心を持つ選手になってほしい」とおっしゃる長距離ブロックの村井先生。「毎年、練習メニューが違います。そこが弱いところかもしれませんが」と実に謙虚でトレーニングやコンディショニングを常に探究し続けている。今年から朝と就寝前に心拍数を測らせて数値をグラフ化し、体調の把握にも努めている。「できるだけ疲れを残さず、オーバートレーニングによって練習を中断することのないように」という思いから、セリアをチームで継続してくださっている。その甲斐あって選手の意識が高まり、記録も伸びている。総合力もアップし、昨年は強豪ひしめく埼玉県で、高校駅伝県大会男子5位に入り、その存在をアピールした。上昇気流の個性派集団、今後が楽しみである。部員 男子20名 女子7名 マネージャー3名(伊藤和志) 「学校の代表として教員、生徒、父母のみんなから応援される駅伝部を」学校全体のチームワークを何よりも大切にする林英聖先生は、指導教員の中で「たまたま私が代表であるだけ」と謙虚な姿勢を崩しません。駅伝指導は「応援してくれる方々あってこそ」といつもまわりに感謝している。「12月に陸上以外の運動部の1、2年生の中から能力のありそうな生徒を選抜し、3月まで朝か夕方に30分間の練習を行い、複数の教員が指導します。各部活の顧問、父兄にも許可を得たうえで、所属部の練習時間外にします。また、学年主任の先生方をはじめ、練習の経過や生徒の体調、出欠状況などはクラス担任にも報告し、指導に力を注いでいます」4月からはそれぞれの部活動に専念し、陸上の練習は8月より再開。そして10月の駅伝大会。平成6年度に関東大会出場、7年度には全国大会で2位と着実に成果があらわれています。応援にも熱が入り、出場選手のクラス担任は全員熊本へ行かれたそうです。陸上部員だけで駅伝に出場することは大変難しくなってきています。大津ヶ丘中のように季節スポーツとして駅伝をとらえ、様々な協力を得れば、過熱しすぎず、学校の活性化にもつながるのではないでしょうか。全生徒のチームワークに支えられた同校駅伝部の活躍を、今後もさらに期待してやみません。(仁科 賢) 知る人ぞ知る実力派の男声合唱団コールファーマー。我々シーエフのスタッフは全員このメンバーです。チームワークづくりの一環として取り入れたランニング。歌うことと同じくらい大切な活動に成長してきました。純粋に走ることが好きな仲間が切磋琢磨する。これは理想的なチーム環境です。日常は個人練習が中心でチーム練習は週1〜2回。年4回の合唱団の合宿中は1日20〜25Hの練習をこなします。秋から冬にかけては駅伝シーズン。50人のメンバーから足自慢たちが選考会に参加し、クラブ最速のAチームが誕生します。過酷な練習を積んでいる陸上選手と肩を並べて走るのですから私達も入れ込んで、コンピュータを駆使し、入念な試走とミーティングを行い大会に臨みます。ルーキーの選手に「トップグループで来るから、心の準備をしておけよ」と言っておいても、白バイのすぐ後ろで走る先輩の姿を見て緊張はピークに達し、タスキを受け取ると完全に我を失って飛び出していく有り様。そんな失敗もなんとかベテランがカバーして、今シーズンも千葉県内で大活躍。優勝はもちろん、全てが優勝にからむレース展開でした。勝敗うんぬんよりもライフワークとして、いかにランニングを楽しんでいくかが我々の最大のテーマです。マイナスの方向に自らを追い込むことなく、本番で最高の力を発揮できる自分を想定し、日々の練習に臨みます。このプラス思考が私達流なのです。強さの秘訣は練習しすぎないことと、きちんと栄養をとること。シーズン中もジョグとビルドアップ中心で、無理なスピード練習はしません。そして正しい食生活とセリアで、いつも楽しく走れる体調を維持しています。皆さんは走ることに疲れていませんか。春です。心も身体もリフレッシュしましょう。(吉田 晋平) 陸上競技経験者ゼロのAチーム 夷隅駅伝 総合優勝 天保駅伝 総合6位 千葉県民マラソン 5位/6位/9位/11位 昭和の森市民クロスカントリー大会 準優勝/4位 |
||