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世界一、足の速い男声合唱団コールファーマー

駅伝大会やロードレースでコールファーマーという名前を聞いたことがありませんか?企業でも走友会でもありません。音楽界では有名な実力派の男声合唱団なのです。そして、我がシーエフのスタッフは全員このメンバーであります。合唱する人がなぜ走る?

チームワークづくりの一貫として習慣づけられたランニングは、団員達にとって歌う事と同じくらい大切なのです。入団するとまずは新入生歓迎合宿での5キロトライアル。先輩達の異常な速さに度肝を抜かれ、少しずつ走るようになり、次第に年四回の合宿の日課である朝夕のランニングに何の疑問も持たなくなってくる。「調子はどう?」「ちょっと膝が・・」などと、声の調子を聞いたのにもかかわらず足のことを言ったりして。

秋から冬にかけては駅伝シーズン。クラブ最速のメンバーがAチームを結成し、大会に出場する。ちなみに今シーズンは優勝を含め、全てが優勝に絡むものでした。Aチームの平均タイム16分くらいで合唱団全員の平均が19台で走るというのですからまさに驚異です。

強さの秘密は練習しすぎないことと、きちんと栄養をとること。シーズン中でもジョグとビルドアップ中心で無理なスピード練習はやりません。そして正しい食生活とセリアでいつも楽しく走れる体調を維持しているのです。クラブではランニングの他にラグビーもやります。チームワークが最も必要で頭を使わないと全く動けないスポーツのひとつです。暇さえあれば皆で身体を動かしていたい、というこの世にも稀な体育系合唱団は東京農業大学の学生とそのOBで構成されています。

二年毎にオーストラリア、ニュージーランドへ演奏旅行、東京で年三回の定期演奏会、合唱コンクールでは数多くの優勝経験を誇っています。約60名の団員はオーストラリアに行っても観光地には目もくれず、そこらへ走りに行ってしまう珍しい日本人と思われていることでしょう。団員にとってランニングが生活に欠かせないものになり、人生に彩りを与えてくれる大切な要素になっているのです。どこかの大会でコールファーマーという名前に出会ったら声を掛けてください。彼らも皆さんを応援しているはずです。