2024年5月7日
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皆さん、お元気ですか。
「炭酸ジュースって、飲んだらいけないの・・・?」
皆さんは、どう思いますか?
もちろん飲む量や頻度、飲み方にもよりますが、疲れの原因になりやすいことを覚えておいてください。
また、炭酸ジュースに限らず、果汁100%ジュースも、スポーツドリンクも例外ではありません。
ましてやエナジードリンクは最悪!
ランナーならTPO(時と場所と目的)をわきまえて適量を心がけましょう。
炭酸ジュースやスポーツドリンクを飲み過ぎると次のような理由から疲れやすくなります。
1、糖質過多(砂糖、ブドウ糖、果糖の摂り過ぎ)
↓
2、ビタミンB1の消耗・枯渇、超疲労物質=糖化(AGEs;エージーイーズ)の発生、血糖値の急上昇急降下
↓
3、エネルギー不足、睡眠の質が低下、食後の眠さ、疲労が抜けなくなる・・・
↓
4、集中力・持久力・モチベーションの低下
↓
5、生活の質の低下(疲労困憊)
↓
6、競技力の低下
このように競技はもちろん、日常生活にまで悪影響が及びます。
エナジードリンクには、そんな疲れが分からなくなるように覚醒効果の高いカフェインを高濃度にして配合しているのです。
「飲まないと生活できなくなるように仕組まれている」としたら怖いですね。
授業中に眠くなりやすいあなた!
心あたりはありませんか?
5月は何かと大変な頃ですから、皆んなで声をかけあって疲れを溜めないようにしましょう。
◆◇本日のメニュー◇◆
1 ランナーの貧血改善 その2
2 セリアスタッフの舞台裏【応援】
3 陸上雑感【欠場】
ランナーの貧血は、薬で治すものではありません。
なぜなら、治すにはエネルギー不足の見直し等の食事改善が必要だからです。
鉄の配合量だけを増やせば治るものでもありませんし、原因がよく分からないからと自暴自棄になり、体質を理由に諦めてはいけません。
根気よく食事改善に努めましょう!
治るまで、試行錯誤あるのみです。
ランナーの貧血改善 その2
◆赤血球のつくりと、その特徴◆
赤血球は、カラダを構成する欠くことのできない組織のひとつです。そのほとんどが水とヘモグロビンから成ります。
ヘモグロビン(Hb)は、血色素(けっしきそ)とも呼ばれ、①ヘム(heme=鉄を含む赤い色素)と、②グロビン(globin=タンパク質)の2つからなります。
赤血球は中央がへこんだ変形性に富んだ柔らかい円盤状の細胞で、赤血球より小さい毛細血管をもくぐり抜けます。
また、この形状がゆえに表面積が大きく、酸素の受け渡しに適しているのです。
◆貧血の原因2位、タンパク質不足◆
皆さんが貧血になったとき、まず心配するのは、鉄分不足ですね。鉄は①ヘム(heme=鉄を含む赤い色素)の材料には他なりません。
ところが、②グロビン(globin=タンパク質)の不足を思う方はほとんどいないのです。
もういちど貧血の原因1位を、思い出してみましょう。
ランナーの貧血は、エネルギー不足によって血液や筋肉などの破壊が進行し、血液の主成分でもある赤血球(含むヘモグロビン)を損失することによって生じています。
つまり、ヘモグロビンが破壊されて続けているということは、ヘムと共にグロビン(globin=タンパク質)が失われ続けているということなのです。
◆2つのの影響を強化しよう◆
ランナーの貧血の主原因であるエネルギー不足を解消するのと同時に破壊された赤血球(ヘモグロビンを含む)を成す2つの栄養、①ヘム(heme=鉄を含む赤い組織)と、
②グロビン(globin=タンパク質)、
が十分に補給されることによって、貧血はようやく改善に向かうのです。
鉄は、サプリや薬でも補給できますがタンパク質不足の解消は食事改善でしかできません。
ココを解消するためにもタンパク質多めの食事に変えてみましょう。
◆食事量とバランスを見直そう◆
ランナーに見られる貧血の主原因は次のたった3つです。- エネルギー不足
- タンパク質不足
- 鉄分不足
まずは素直にココを認めてしまいましょう。
食事量が足りないんだなと思えたのなら、カラダもきっと食べることを受け入れてくれることでしょう。
タンパク質も同様で、あなたのカラダが必要としている量が食べられるはずです。
「うちは十分食べている」
「もうこれ以上、食べられない」等々、
決して認めずに「体質や薬のせい」にしていると、いつまでたっても貧血は治せません。
1と2が改善されて、はじめて3の鉄分摂取が有効になる。
だからこそ、貧血になったら食事改善から始めましょう。
◆長引く貧血で故障のリスクも高くなる◆
このように貧血のランナーは栄養失調です。そのことをまずはきちんと認めましょう。
薬だけで治せるものではないことがわかったら、きっと食事改善にもまじめに取り組んでくださることでしょう。
貧血のランナーは組織破壊が進行しているのですから、貧血のみならずケガや故障のリスクも高い状況下に置かれていることをお忘れなく!
「貧血でまともな練習をしていないのに故障してしまった」
そんな選手からのご相談も年々、増える一方なのです。
::: セリアスタッフの舞台裏【応援】 :::
大学陸上部の練習を訪問した時のこと。チーム全員が集まって、関東インカレに向けた応援をしていました。
インカレのような大きな大会での各チームの応援は、高校野球でいうブラスバンドのようなそれ自体に観る・聞く価値があるものだと思います。
そんな応援ですが、実はこの数年間、新型コロナウイルスの影響で存続の危機にありました。
チーム全体での応援ができない年が続いて、1~4年生まで誰も応援のやり方が分からないという事態が起きたのです。
そんなピンチを救ったのが大学院生や卒業生、過去の動画でした。
各訪問からの助けを得て、無事去年から応援を再開することができたそうです。
もはや文化とも言って良いチーム全体での応援。
これからも続いてほしいです。
(山内)
::: 陸上雑感【欠場】 :::
体調不良を理由に欠場する選手がいる。パリ五輪出場のかかった大一番を目前にして、出場を回避せざるをえない選手の心境は如何ばかりだろうか。
私などが軽々に口にできることではない。
これから行く先々で関係者にお会いすることもあるだろう。
とにかく失礼のないようにお話がきけたなら。
そう、思っている。
(山根)
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農大時代の学友が”大根踊り用”の大根を厚木キャンパスで育てています。
関東インカレで見かけたら、そう思ってください!
では、また来週。
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