ランナー必須の和食材 その2【セリア通信vol.860】

2024年2月20日

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皆さん、お元気ですか。

晩秋から初冬にかけて気温が一気に下がる頃、日本人のカラダは体温を保持するために代謝を高めます。

冷え込みの厳しい新春には、代謝がどんどん高くなっているため、年末の頃より寒さに強いカラダになっています。

そして、2月から3月にかけた今頃に私たちのカラダの代謝は、そのピークを迎えます。
つまり、今は一年で、もっとも代謝が高い季節なのです。

早春はカラダがメラメラと燃えている季節です。
今はカラダづくり、肉体改造、走り込みの絶好のチャンス!
合宿で、強化練習で猛練習の真っ只中という選手のみなさん、よく食べ、よく寝て、よく鍛え、よく走り、強靭な肉体をつくりましょう!

◆◇本日のメニュー◇◆

1 ランナー必須の和食材 その2
2 セリアスタッフの舞台裏【防げ! うっかりドーピング】
3 陸上雑感【忘れない】

日本は世界にも類を見ないほど、あの”スーパーフード”の種類と料理が豊富なんです。
それは、いったい・・・?

ランナー必須の和食材 その2

◆キノコの国、日本◆

日本では、およそ7,000種ものキノコが見つかっています。
世界中でも20,000種ほどですから、日本はキノコ大国と言えるでしょう。
シイタケ、マツタケ、マイタケ、ブナシメジ、エノキ、ナメコ、エリンギ、ヒラタケ、キクラゲ・・・。
このように日常生活の料理に使われている種類も、とても豊富です。
諸外国には、これほどまでにキノコを食べる民族はいません。
ではいったい、なぜ日本人はこれほどまでキノコを食してきたのでしょう?

◆骨を丈夫にするキノコ◆

シイタケには、骨を丈夫にする栄養のひとつ、ビタミンDがとても豊富に含まれています
また、和食に用いられているほとんどのキノコ類にはビタミンDのもととなる、エルゴステロールを含んでいます。
このように私たち日本人は和食(魚介類やキノコ食をすること)によって丈夫な骨を得てきたとされています。

一方、諸外国の食材にはこれほどビタミンDを含むものがほとんどありません。
サプリメントや強化食品で補う必要がある国もあるほどです。
それが和食のキノコがスーパーフードと言われる理由のひとつです。

◆スタミナ保持、疲労回復にキノコ◆

キノコには、ビタミンB群が多く含まれています。
なかでもビタミンB1は、糖質の代謝に欠かせません。
また、ビタミンB2は脂質の代謝はもちろん、お肌や髪の健康保持に必須です。
ランナーのスタミナ保持には、これらビタミンB群の力が必要です!

また、消耗の激しいランナーの筋肉や内臓の疲労回復をうながす必須アミノ酸、オルニチンの含有量が多いのも和食材、キノコの特長のひとつなのです。

◆腸内環境を整え、免疫力を高めるキノコ◆

キノコは、野菜類などと比べてもはるかに食物繊維の豊富な食材です。
食物繊維は小腸では消化されず大腸の到達し、お腹の調子を整える有益な腸内細菌に利用されます。

なかでも注目を集めているのがキノコに多く含まれる食物繊維、βグルカン(べーたぐるかん)です。
免疫力を高める効果が認められるなど今なお、盛んに研究されている成分です。

◆うま味を増すキノコ◆

キノコはうま味成分グアニル酸を豊富に含んでいます。
このグアニル酸は昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸と共に和食の3大うま味成分のひとつです。
お味噌汁に、鍋料理に、煮物に、和え物に、炒め物に・・・。
キノコを加えるだけで、うま味が増すという訳です。

キノコは低カロリーだから、栄養がないと思ってはいませんか?
じつはランナーのカラダに必要な栄養がたっぷり含まれたランナーにとってのスーパーフードだったんです。

疲労骨折を繰り返している方、スタミナ不足、むくみ、疲れなどで困っている方、便秘やお腹の不調で悩んでいる方、カロリーが気になる方・・・。

そんな皆さんにこそ、キノコ料理がオススメです。
ぜひ、お試しください。

::: セリアスタッフの舞台裏【防げ! うっかりドーピング】 :::

今年に入ってドーピングに関する報道を目にする機会が増えた気がします。

ドラッグストアで簡単に手に入る医薬品にも禁止薬物が入っているのがドーピングの怖いところです。

そこで今回は医薬品選びに役立つ2つのサイトを紹介します。

* アンチドーピング使用可能薬リスト

* 医薬品を検索して使用可能かどうかが分かるサイト
(とある実業団チームさんも、こちらをご利用になっているそうです)

体調を崩して、どうしても医薬品が必要だというときはうっかりドーピングをしてしまわないよう気をつけましょう。

なおドーピング禁止物質のリストは毎年更新されるので2025年になったら2025年版をご参照ください。
(山内)

::: 陸上雑感【忘れない】 :::

1988年、第7回都道府県女子駅伝の代表に決まっていたひとりの中学生女子選手と、その先生から貧血の相談を受けたのです。
当時の私たちにとってそれはそれは衝撃的な出来事でした。
何とか救って、出場させてあげたい。
そんな願いが、私たちを揺り動かしました。
まだ、世の中にサプリメントという言葉さえ使われていなかった時代だったのです。
あれから30年・・・。
今なお、当時の気持ちを忘れずに仕事と向き合っています。
(山根)

* * * * * * * * * * * * * * * *

先週、久しぶりに皇居を走りました。
大手町周辺の景色もすっかり様変わりしていて何だか浦島太郎の気分になりました(笑)
でも、気持ちよかったです!

では、また来週。


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