2022年4月26日
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皆さん、お元気ですか。
　
この週末も皆さんから
たくさんの嬉しいお知らせが届きました。
この春はとくにセリアユーザー選手のみなさん、絶好調！
多くの選手が次のステージへの切符を手にしていらっしゃいます。
　
皆さんのご活躍を見守る私たちにとって
何と言っても嬉しいのはPB（自己ベスト）なんです！
なかでも自己ベストを更新するのに
何年も要した選手の
PBは格別です。

飛んで行って、
おめでとうと伝えたい。
そんな気持ちになるんです。

思えば私たちはいつも、
皆さんからたくさんの感動を頂いてばかりです。
本当に有り難うございます。
心から感謝しています。
　
　◆◇本日のメニュー◇◆

１ カラダを仕上げる食事法＃4
２ セリアスタッフの舞台裏【SNS】
３ 陸上雑感【スタッフの思い】

カラダを仕上げる食事法のまとめです。
実際にやってみた選手の実例をご紹介します。
　　

カラダを仕上げる食事法＃4

　
◆例１、菓子パンを止めた選手の場合◆

大活躍が期待されていた選手が
インターハイ予選でまさかの惨敗に終りました。
レース後、彼からこんなご相談を頂いたことがあったのです。

”カラダがしぼれないのですが・・・”

彼の食事を調べてみたら、
菓子パンを常食していたのです。
バッグの中にはピーナッツバタークリームパンなどが
いくつも入っていました。

◆菓子パンを止めたら◆

早速、菓子パンに含まれている油とその量についてお話しました。
彼は菓子パンに油が含まれているとはまったく思っていなかったのでした。
「脂肪と砂糖（炭水化物）が組み合わさった」強烈な甘さを有する食品は高カロリーです。
そのため育ち盛りの高校生にとってはこの上ないごちそうと化します。
この誘惑を断ち節制することが成功のカギだったのです。

３年生最後の駅伝に向けて
彼は”菓子パンとの決別”を一念発起してくれました。
その効果はすぐに現れました。
夏の走り込みも難なくこなし、
秋の記録会では高校生ながら
１万メートルで29分台をマーク！
カラダもすっかりしぼれて見違えるような走りとなり、
県駅伝では１区で見事、区間賞を獲得しました。

”インターハイ予選前にやっていれば・・・”
それだけが後悔となったようです。
　　　
◆例2、早寝早起き朝ごはんが身に付いた選手の場合◆
　
全中出場経験を有する有望な高校１年生がいました。
ところ期待に反して入学後の成績がまったく振るいません。
顧問の先生からご依頼で、ご本人とお話する機会を頂きました。

まず、驚いたのは血液検査結果でした。
中性脂肪がとても高かったのです。
毎日走っているランナーとは思えないほどの数値に、山さんは言葉を失いました！
明らかに血液はドロドロネバネバ状態です。
走る以前に代謝が鈍くなっていて
生活習慣病の危険すらありました。
その原因から探ることとなったのです。

◆朝ごはんが食べられない◆

"通学”に時間を要すようになり、
食生活に異変が起こっていたのです。
帰宅後の夕食は21時を過ぎるようになりました。
さらにお腹いっぱい食べてしまうために
眠りが浅くなり疲れ持ち越します。
翌朝は食欲がわかず、食べずに登校。
休み時間になると激しい空腹に耐えられず、
購買で菓子パンや調理パンを買って食べながら、
お昼にはカツカレー等を常食するようになっていたというのです。
次第に授業中も眠くなるようになり、起きているのさえしんどくなっていたようです。

◆生活習慣を正してみたら◆

まず、生活習慣を正すように提案しました。
朝ごはんが食べられるように”夕食を腹八分"にしてもらったのです。
その目安は”起床時に空腹を感じるくらいの量”とし、
”どか食い”を止めるようにしてもらいました。
　
じつは”どか食い”や”早食い”後は血糖値が急上昇します。
このとき一気に増えた血糖値を下げるために
すい臓からインスリンが大量に分泌されます。
インスリンは血液中のブドウ糖を取り込み
エネルギー源として利用するのですが、
”余ったブドウ糖は中性脂肪となり、蓄えられてしまう”のです。
この状態が続くと体脂肪や内臓脂肪が蓄積するばかりか
代謝さえどんどん鈍くなります。

◆腹八分作戦の結果は◆

彼はまじめに取り組んでくれました。
その効果はすみやかに現れたのです。
朝食も無理なく食べられるようになりました。
おかげで余計なもの（菓子パン、調理パン）は欲しくなくなったと言います。

学食を止め、お弁当持参としました。
朝食同様にしっかり食べてもらいました。
午後の活動やカラダづくりに十分な栄養を補給するためです。
練習でもみるみる頭角を現すようになり、
授業中の居眠りも減ったようです。
　
その翌年、２年生にしてインターハイ出場を叶えたのです。
期待に違わぬ活躍が出来るようになったのは
節制した生活を送ったからです。
ご家族の協力も支えとなりました。
彼のその後の活躍は言うまでもありません。

このように節制した生活こそが
カラダを仕上げてくれる唯一の方法です。
トップアスリートは皆さん、
超まじめな生活を送っています。
だから、ココいちばんで力が発揮出来るのです。
これから大勝負を控えている皆さんも
ぜひ、規則正しいまじめな生活を送って下さい。
それが出来ればきっと、あなたの持てる力が十分に発揮されることでしょう。

::: セリアスタッフの舞台裏【SNS】 :::

月曜日のセリアスタッフは
週末に開催されたレースでの
セリアユーザーのご活躍をチェックするので大忙し！
　
以前なら各陸協や記録会ページを訪問して
１人１人のお名前を探していたのですが、
今ではSNSが普及したおかげで
情報収集の負担が大幅に軽減しました。

実業団や大学チームはもちろん、
高校生チームも最近はアカウントをもち
大会の結果を始め、選手紹介や練習風景などの情報を
積極的に発信されています。

上手に活用すればとても役立ちますが
使い方を誤ると大きな問題になるのもSNSの特徴です。
　
セリアスタッフも普段からSNSを使いますが
使い方を誤らないよう、十分に注意したいです。

皆さんもお気をつけて。
（山内）

::: 陸上雑感【スタッフの思い】 :::

１人の選手を支えるために
数多のスタッフが全力を注いでいます。
実際にはそれぞれの専門分野も活動場所も違うため
お互いにお会いする機会は殆どありません。
それなのに感じ合えるものがあるのです。
かなり遠い存在の私でさえ・・・。
”最高の状態で走って欲しい”
私たちの想いは１つです。
（山根）
　
＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊
　
週末は総体予選や記録会が続きますね。
暑さにはまだまだ慣れていないので、ご用心下さいね。
安全対策を万全にしてレースに臨みましょう！

では、また来週。

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