【セリア通信vol.467】アスリートの貧血を考える#3【運動と赤血球破壊】

2016年8月9日

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皆さん、お元気でしたか?

史上初の「難民選手団」が結成され、10人の選手がリオ五輪に出場します。
紛争や迫害から国を追われたアスリートたちにとって、五輪出場はこれまで叶わぬ夢となっていました。

オリンピック憲章には、こう記されていました。
〜いかなる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあう・・・
平和でよりよい世界をつくることに貢献する〜、と。

難民選手団の今後の活躍にも注目しましょう。

◆◇本日のメニュー◇◆

1 アスリートの貧血を考える#3【運動と赤血球破壊】
2 季節のピンポイントあどばいす【夏風邪注意!】
3 山サンのつぶやき

アスリートの貧血は血液が破壊されて発症します。
その仕組みと対処について考えてみましょう。

アスリートの貧血を考える#3【運動と赤血球破壊】

溶血性貧血とは

何らかの原因で赤血球が破壊され、貧血をきたすことを溶血性貧血と呼びます。
運動による衝撃で赤血球が破壊されるスポーツ性貧血もこれにあたります。

貧血になりやすいスポーツ

溶血性貧血は長距離ランナーに多くみられます。
サッカーやバスケットボール、バレーボールなど長時間走り回ったり、飛び跳ねたりする競技、裸足で床を踏み込む剣道選手などにも多いのが特徴です。

寿命の短縮

赤血球の寿命は約120日です。
スポーツの衝撃による赤血球の破壊が進行すると赤血球は寿命を全う出来ません。
この状態が続くと、造血が追いつかなくなり貧血になってしまいます。

破壊を減らす

貧血症状が見られたら、以下の点に注意しましょう。
1、オーバートレーニング(練習し過ぎ)
2、栄養不足
3、休養不足

このうち栄養と休養の改善は選手一人一人が考え、対処すべき課題です。

栄養不足を疑おう

貧血の症状が見られたらまず栄養不足を疑いましょう。
食事栄養バランスの見直しが出来れば貧血の改善と再発予防が出来るはずです。

どんな栄養が不足しているのか。
何を摂ったら良いのか。
次回、一緒に考えましょう。
(山根)

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::: 季節のピンポイントあどばいす :::

【夏風邪注意!】
 
夏風邪の一つ、ヘルパンギーナが流行しているぞ。
ウイルス性の咽頭炎で、発熱とともに口腔粘膜に小さな水疱が出来るんだ。
乳幼児ばかりでなく大人にも感染するから気をつけよう。
抗菌薬が効かず、ワクチンもないので、予防につとめるしかないらしい。
合宿中の皆さん、夏だからと油断せずに、うがい・手洗いをこまめにしようね。
 (山根)

::: 山サンのつぶやき :::

最近、カラダが調子イイ。
あちこちガタは来てるし、問題は抱えているのだけれどそれなりにやれている。
ささやかな幸せ。
ルーティーンの賜物かも知れない。

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みなさん、寝不足は大丈夫ですか?
五輪中継、見始めたら止められないからあまり見ないようにしています。
もちろん、結果はチェックしてますが・・・

では、来週。


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