【 セリア通信 vol.172 】免疫力を高めよう《3》免疫細胞を強化

2010年12月14日

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皆さん、こんにちは。

寒くなって来ましたね。お元気ですか?

空気が乾燥すると風邪を引きやすいと言われますが、鼻や喉の粘膜が乾燥すると、ウイルスなどの細菌を吸着しにくくなり、体内に入りやすくなってしまうからだそうです。

また、湿度が低いほど空気中に漂うウイルスが増えるようです。

乾燥から鼻や喉を守ること、加湿器などで湿度を上げる事などが、風邪の予防になるんですね。

もう一つ大切なのが、免疫力です。免疫とは文字通り、疫(病気)を免れること。

これは自己治癒力とも言います。自分のカラダの中にある病気に対する抵抗力です。

これを高める事によって、病気を寄せつけない強いカラダを造ろう、それが今、お送りしている特集です。

今週は免疫力アップに必要な栄養素についてです。

旬の旨いものを食べて免疫力までアップするのですから、そんなに嬉しいことはありません。

楽しく、美味しく、強いカラダを造っちゃいましょう。


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◇サツマイモのビタミンC◇◆◇……・━━━…・┿

栃木県鹿沼市で農業を営む後輩からサツマイモを戴きました。風邪やインフルエンザが気になるこの季節には有り難い限りです。サツマイモはビタミンCが豊富で、熱に強いのが特徴です。どんな調理でも栄養価が損なわれません。焼き芋や天ぷらはもちろん、煮ても、焼いても、蒸してもよし、なのです。

◇ごはんより低カロリー◇◆◇……・━━━…・┿

意外にもサツマイモは同量のご飯よりもずっとカロリーが低いんです。ご飯一杯より、サツマイモご飯一杯の方がカロリーは低くて栄養バランスにも優れています。体重が気になる女子選手には嬉しい食材ですから、安心して食べて下さい。しかも豊富な食物繊維が腸の働きを高めてくれます。そして、ビタミンCが免疫力を一段と強化します。

◇白血球の働き◇◆◇……・━━━…・┿

細菌やウイルスを退治するのは血液中の白血球です。体内の隅々まで張り巡らされた血管の中で、皮膚や粘膜のバリアを突き破って体内に侵入した外敵と戦っています。一度、外敵が侵入すると白血球はその数をどんどん増やし、防御態勢を固めます。免疫システムの最前線で重要な働きをしてくれる白血球。その働きを高めてくれるのがビタミンCなのです。

◇筋疲労にも反応◇◆◇……・━━━…・┿

白血球は体内で起こった異常事態に反応します。病気はもちろんですが、筋肉が破壊されてもその数を増やして外敵の侵入を防いでくれます。ですから激しいトレーニングの後や試合の直後に血液検査をすると、白血球数が異常値を示します。病気でもないのに白血球数が高い、という相談が多いのですが、そのほとんどはハードトレーニングが原因で、病気ではありません。

◇元気な白血球に◇◆◇……・━━━…・┿

激しいトレーニングを繰り返すと、白血球数の増減も繰り返します。ですから一般の人より白血球を元気にしておく必要があります。ビタミンCの補給には日頃から気をつけて下さい。ポイントはこまめに摂ることです。

◇ファイトケミカル◇◆◇……・━━━…・┿

キノコや長ネギ、春菊、ショウガ、シソ、ニラ・・・冬の食卓を賑わす香味野菜です。その特有の香りや苦み成分をファイトケミカルと言います。これらは植物が紫外線や病害虫から身を守るために作り出した栄養素。

ヒトの免疫細胞を活性化してくれることも分かりました。免疫細胞の消耗が激しい選手の皆さんは是非、このような香味野菜や果物を積極的に摂るようにしてみて下さい。今まで以上に風邪やインフルエンザが予防出来たり、軽い症状で済むかもしれません。

◇冬場にカキが美味しいワケ◇◆◇……・━━━…・┿

冬の味覚の代表選手、牡蠣(カキ)には亜鉛が豊富に含まれています。この亜鉛はカラダの組織を造るのには欠かせない栄養素。筋肉や骨、血液、免疫細胞を造るのには絶対必要です。冬場は免疫力が落ち気味。

アスリートの免疫細胞には大活躍してもらわなくてはなりません。カキが冬に美味しいのはカラダが欲している証拠。カキが美味しいと感じたら、亜鉛が不足しているかもしれないので要注意です。セリアジョブでも補給出来ますヨ。

◇卵パワーで免疫力アップ◇◆◇……・━━━…・┿

カラダに悪いと誤解されがちなコレステロール。実は消耗の激しい運動選手には欠かせない栄養です。

卵黄に含まれるレシチンやコレステロールは、白血球の細胞壁を造る原料だからです。卵も免疫力アップの食材ですね。1日に2〜3個は食べましょう。しかも卵白には、風邪薬にも配合されているリゾチームという消毒成分が含まれています。白身にも免疫力を助ける成分があるので、一石二鳥ですね。


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美味しそうな食材が沢山登場しましたね〜。

サツマイモにカキに卵・・・他にも旬の野菜達。

季節のものを食べる事がカラダにも良いのなら、そんなに苦労は要らないですね。

食事を作るとき、選ぶとき、セリア通信のことをちょっと思い出して、免疫力をアップする食材を取り入れてみて下さい。


★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆

後輩の博士や栄養士の話によると、αカロチンが見直されているという。

αカロチンはβカロチンに比べるとビタミンAになる力が弱いため力不足と見なされてきた。

ところがαカロチンにも負けない力があるばかりか、抗ガン作用など秀でた機能も見つかっているそうだ。ニンジン、カボチャに多く含まれるαカロチンにも注目したい。

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アルファカロチンなんて初めて聞きました。

抗ガン作用があるならば、今後も研究が進みそうですね。


食べることは、カラダを造るだけでなくて、

病気を引き起こす原因にもなるし、病気から守る事にもなる・・・

日々の食事がいかに大切か、改めて考えさせられます。

健康でないと、美味しいという事も感じられません。

運動選手にとっては、食事もトレーニングと同じくらい大切な要素ですね。


今年一年もあっという間に過ぎてしまった気がします。

コレって良いのか悪いのか、私には分かりませんけど、慌ただしい年末を過ごしながらも、この一年をきちんと振り返り、沢山の反省は来年に活かせるように、まとめておきたいと思います。

皆さんも自分なりに今年を省みて下さいね。


それでは、また来週までお元気で。

風邪ひいちゃダメですよ〜っ。


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