2010年10月12日
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皆さん、こんにちは。お元気ですか?
秋の空はホントにきまぐれですね。
大雨が降ったかと思ったら、急に晴れて来たり・・・
昨日の体育の日は素晴らしい秋晴れで良かったです。
皆さんはどのような秋をお過ごしですか?
私はもっぱら食欲の秋。(笑)
栗にサツマイモにキノコの類も美味しいし・・・あ、サンマも!
食べたら走る、食べたければ走る、をモットーに、この秋の味覚を満喫しようと思っています。
そんなノンキな事、言ってられないよ〜っ、という声が聴こえて来そうですねぇ。
そう、皆さんは駅伝シーズンに向けて、トレーニングの質、量、ともにアップしていかなければなりません。
安心して練習が出来るよう、貧血に悩む選手の皆さんへ、今週も山さんからのアドバイス満載です。
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│"ー"│ 貧血を繰り返さない《3》自分で治そう
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◇貧血と薬◇◆◇……・━━━…・┿
・最近、どうも走りがさえない・カラダが重い
・後半、まったく走れない
・普段、何ともないペースで走っているのに呼吸が上がってしまう
こんな症状があったら、誰もが貧血を疑いますね。そして内科や小児科で受診すると、血液検査の結果で、貧血気味と診断されるでしょう。しかし、薬は処方されず、医師や栄養士による食事改善指導を受けるだけ、ということが多いはずです。それもそのはず、貧血は決して病気ではないからです。
◇貧血気味は病気ではない◇◆◇……・━━━…・┿
「病院で薬を出してもらえなかったんですけど、他に良いお医者さんはありませんか?」という相談が数多く寄せられます。結論から言います。貧血症状の改善に関しては、安易に薬を処方しないお医者さんの方が良心的だと考えて下さい。育ち盛りの選手には薬の負担が大きいので、それを心配しているのです。薬を出す代わりに食生活指導をする、それは正しいこと。「貧血気味ではあっても病気ではない」のです。
◇タンパク質も必要◇◆◇……・━━━…・┿
貧血気味の人に不足している栄養は鉄分だけではありません。まず考えられるのが、タンパク質(カラダの土台となる栄養)の不足です。成長期にはカラダ造りが最優先です。筋肉や骨を育てるという大仕事ですから大量の栄養が必要なのです。たとえ栄養不足になっても、この大仕事は止められませんから、取り込まれた分は真っ先にカラダ造りに使われ、血液を造る方にはまわらないのです。日々の栄養バランスが崩れたままだと、問題を大きくしてしまうのです。◇鉄分不足による運動への影響◇◆◇……・━━━…・┿
もちろん鉄分も大事な栄養素。過不足にならないよう肝臓などで蓄えられています。ですから1〜2日程度の不足では、貧血になることはありません。しかし運動量が増え、供給が追いつかなくなると、どんどん減ってしまいます。不思議なことに、蓄えが減り始めると次第に運動にも影響が出てきます。カラダの防衛反応ではないかと思います。運動量を落として回復させようとしているのです。息苦しさを覚え、走りが重く感じられるようになる・・・これは、あなた自身に向けられたカラダの危険信号なのです。食事栄養改善に努めましょう。
◇自分で改善できる◇◆◇……・━━━…・┿
蓄えている鉄分が減り始めるだけでも運動に影響するのですから、アスリートにとっては大問題ですね。迫り来る試合は待ってくれません。皆さんが一刻も早く治したいという気持ちは痛いほど分かりますが、医者に治してもらおうとか、薬で治そうというのは、あまりにも安易で間違っています。
薬の力で強制的に症状は抑えられても、根本的な原因を解決しなければ、いずれまた再発します。
スポーツ性の貧血症状は自分で改善できるトラブルだということを正しく理解して下さい。
◇監督、保護者に相談する◇◆◇……・━━━…・┿
貧血症状には個人差があります。自分が今どのような状況であるかを良く考え、先生や監督にきちんと相談して下さいね。中高生の貧血改善は、長期的な視点に立ってカラダの安全を最優先させるべきだと考えています。その考え方が多くの指導者やチームに支持されて、今の自分があると思っています。
もし、医師の投薬治療を受けることになった場合でも、食事改善は絶対に必要です。何をどうしたらよいか判断に困ったら、山さんにご相談下さい。もちろん、指導者や保護者の皆さんを通じて連絡下さっても構いません。
皆さんが競技やコンディショニングに集中出来るようサポートしたいと考えています。
◇セリアは薬ではなく食品です◇◆◇……・━━━…・┿
セリアは薬ではありません。あくまで食材を加工した食品です。不足しやすい栄養を自然な形でバランス良く摂取出来るように工夫した補助食品です。中高生はもちろん、どなたでも安心してお使い頂けます。食事改善のバランスアップに是非、安心してご利用下さい。
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貧血は病気ではない、でも放置すると大変な事になる。
薬で治るものではなく、基本的には日々の食事で改善できる。
これらは、正しく理解すべき事だと思いました。
結果を出すべき時が迫って来ると、焦ってしまうのは仕方ありません。
でも、貧血状態を招いたのも自分、治す努力をするのも自分なのです。
これからの選手生活をどうしたいのかをよく考え、だったら今どうするべきか?
長い目で自分自身を見つめてみましょう。
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┗■┓山さんのアスリート御膳 【 マッシュポテト 】 ┏■┛
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ニュージーランドでもオーストラリアでも肉料理や温野菜の付け合わせに必ず登場します。
煮汁やグレービー(肉汁)を使ったソースを絡ませると抜群に旨いから不思議です。
茹でたジャガイモを潰して牛乳、バター、塩、コショウで味を調えるだけのシンプルな料理ですが、それぞれの家庭で味が違うのも面白いところです。
長年お世話になっているホストファミリーに何が食べたいと聞かれた時、
「Your mashed potatoes!」と言ったら、お母さんがとても喜んで沢山の料理出してくれました。
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知ってる知ってる〜、マッシュポテト。
肉料理の土台なっていたり、洋食ではよく登場しますよね。
食べたくなっちゃったから、自家製のお芋で早速作ってみようっと。(笑)
アスリートにお勧めですよ〜、という料理や食材、最近食べて美味しかったモノなど、食にまつわる情報なども、ぜひお寄せ下さいね。
このセリア通信にも、もと皆さんの声を反映させていきたいと思っています。
読者参加型のメルマガを目指していますので、どうぞヨロシク!
では、また来週まで、どうかお元気で。
風邪などひかれませぬように・・・
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