2008年7月29日
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皆さ〜ん、暑中お見舞い申し上げます!
昨シーズンは軽い熱中症になったりした私ですが、
今年はセリア通信のおかげで(笑)、暑い中でも何とか元気にしております。
目が覚めてまずはコップ一杯の水。そして早朝ジョギングに出掛ける前にもコップ一杯しっかりと飲んでいきます。
ちょっと多いかな、と思うくらい飲んだ方がいいようです。
ノドが渇いた、と感じてからではもう手遅れですから!
さて、ひと言で水分と言っても、その中身は人によってさまざまですよね。
単なる水だけでなく、お茶類、スポーツドリンク、ジュースなど、飲み物には色んな種類があります。
今週は、各種飲み物を分析、状況に応じて賢く飲み分ける方法を教えて下さるようですヨ。
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│"ー"│失敗しない給水法
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北京五輪まであとわずか。私もだんだん緊張と興奮が高まってきました。皆さんは如何でしょうか。
高校生諸君は埼玉インターハイに注目が集まっていることでしょう。
陸上競技は本日29日から熊谷市で行われます。私もこれから競技場に行って、セリアユーザーの皆さんを応援してきます。
スポーツに勝ち負けはつきものですが、私は何よりもまず、出場する皆さんがベストコンディションで臨めるようアドバイスしてきました。あとは思い通りの試合が出来るよう祈るばかりです。
熊谷市は関東地方で最も暑い都市として有名です。夏の陽射しに照りつけられた地面は急速に温まり、熱気を帯びた空気が一気に上昇し始め、気圧が下がります。ここまでは全国どこでも大差はありません。
ところが熊谷の場合、気圧が下がると東京の熱気を帯びた空気が流れ込むので、太陽熱と東京の熱風に包まれヒートアップするのです。これはどうしても避けられません。
そこで、暑さ対策や危機管理についてお話してきた最終回の今日は
「失敗しない給水法」を御紹介します。
◇スポーツドリンクの種類◇◆◇……・━━━…・┿
実はあまり知られていませんが、スポーツドリンクには大きく3つの種類があります。是非、この機会に覚えて下さい。
1 アイソトニック(等浸透圧) 体液の浸透圧とほぼ等しい糖分濃度。
2 ハイポトニック(低浸透圧) 体液の浸透圧よりやや低い糖分濃度。
3 ハイパートニック(高浸透圧)体液の浸透圧より濃い糖分濃度。
◇アイソトニック飲料の場合◇◆◇……・━━━…・┿
ポカリスエット、アクエリアス、ゲータレードなどはアイソトニック飲料に分類されます。これらは運動前の水分補給とエネルギー補給に適します。
水分は腸の門脈から体内に取り込まれる際、体液より少し薄めて取り込むようにしています。
ですから、アイソトニック飲料は、まず先に糖質などの消化吸収が始まり、その後に水分が吸収されることになります。
私も経験があるのですが、アイソトニック飲料を運動直前に飲んだ場合、何となく胃に残ってしまって違和感を覚えたことはありませんか。
糖質の消化吸収が先に行なわれ、腸に水分が送り込まれるのに時間がかかってしまうからなのです。
ウォームアップやレースまで時間に余裕がある時にはアイソトニック飲料、と覚えておきましょう。
◇ハイポトニック飲料の場合◇◆◇……・━━━…・┿
市販品ではスーパーH2O、アミノバイタルなどの飲料がこれに該当します。わざわざ買わなくても手持ちのスポーツドリンクをやや薄めればOKです。
体液より浸透圧が低ければ、糖質の消化吸収を経ずに腸からそのまま取り込まれます。
ですから、水分補給を急ぐ場合に適しています。胃ももたれないでしょう。
やや冷たく感じる温度、一般には4℃くらいが吸収しやすいとされています。
でも、一気飲みは厳禁です。カラダがどれくらいの水分を必要としているかを感じながら落ち着いて飲めば、適量が分かるはずです。
◇水・お茶・麦茶派の場合◇◆◇……・━━━…・┿
吸収が最も良いのは何と言っても「水」です。タイミングも問いません。カラダが水分を欲しているときはやはり水が一番良いのだと私は考えています。
ところが、水を摂りすぎると体液が薄まってしまうので、汗や尿から余分な水分が一気に排泄されてしまいます。また、ナトリウムに代表される電解質が薄まってしまうことで、けいれんなどが起こりやすくなる場合もあります。
そこで、水・お茶・麦茶派の人は塩分補給も行うようにして下さい。
市販の天然塩(海水塩、岩塩)などを、ひとつまみ口に含めば安心です。
けいれんも、余分な発汗も抑えられます。
◇賢く使い分けよう◇◆◇……・━━━…・┿
今まで、何気なくスポーツドリンクを口にしていませんでしたか。目的や用途を正しく理解しないと、折角の努力にそれこそ水を差しかねません。
私は大会出場時に4種類の飲み物を用意します。水、アイソトニック飲料、オレンジジュース、麦茶。
これを状況に合わせて使い分けるのです。食事時にスポーツドリンクを飲んでいる人を見かけますが、余分な糖質を摂りすぎるとかえって疲れやすくなるので注意して下さい。
大事な成長期、しかもアスリートです。食事の時は栄養の吸収を考えて、消化吸収を妨げない麦茶にしましょう。
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テレビのCMで「アイソトニック飲料」なんて言葉をよく聞きますが、意味は全く知りませんでした。
私はよく、スポーツドリンクの粉末を使って、薄めのものを作りますがそれはハイポトニックだったワケですね・・・なるほど。
カラダが何を要求しているのか、カラダの声に耳を傾けることが大事なんですね。
★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆
日が暮れかけていた猛暑の東京。高校生たちの後ろ姿を追いながら走り、久々に疲労困憊になった。
着替えても汗がひかない。濡れタオルで額を冷やしながら運転し、ようやく家へ辿り着いた。
とにかく冷たい物を、と冷蔵庫を開けると、友人からもらった桃があった。
堪らずに皮を剥いて丸ごとかぶりついた。その美味かったこと。
気が付いたらスッと疲れが抜けていた。
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単に冷たい桃が美味しかっただけではなく、高校生の姿に感化された事や、自分も大汗をかいた事や、友人がくれた桃だった事・・・
そんな色んな想いがあったからこそ、スッと疲れが抜けていったんでしょうね。
なんだか、とってもイイ話でした。
もうイイ歳なので(笑)、最近はUVカットのクリームを顔に塗ったりしてますけど、真っ黒に日焼けしていた中学生時代が懐かしいなぁ・・・
軟式テニス部でしたから、スコートの丈を境にクッキリ、だったんですけどね。
日焼けは青春の勲章です。
青春真っ只中の皆さん、暑い夏を熱く乗り切って下さいね〜っ。
水分補給は頭を使って賢く、ですよ〜っ。
質問があったらいつでも受け付けますよ〜っ。 (メールはコチラ info@cf-seria.com)
それではまた来週。
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