【 セリア通信vol.45 】 必読!夏の危険を回避するvol.1

2008年7月8日

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すみません、いつもより一時間遅れてしまいました。

目覚まし代わりにされていた方、ごめんなさいね〜。(笑)


蒸し暑い日が続いています。皆さん、御元気でしょうか?

九州地方は梅雨明けしたようですね、関東のこの辺りはいつ頃かなぁ・・・

待ち遠しい限りです。


今の時期は湿度が高いので、汗はかいても、カラダの水分は足りているような錯覚に陥ります。

でも、この時期こそ水分補給が大切なのだ、ということは、以前のセリア通信でもお伝えしました。

本格的な夏を前に、今回は「暑さ対策」について山根さんにもっと掘り下げてもらいましょう。


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│"ー"│必読!夏の危険を回避するvol.1
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◇試験中も規則正しい生活を◇◆◇……・━━━…・┿

お元気ですか。試験の真っ最中という学生さんも多いことでしょう。

期末試験は科目数が多いので大変です。普段は規則正しい生活を送っていても、この時ばかりは夜更かし気味かも知れませんね。

生活のリズムが乱れると体調にも大きく影響します。

まして、これから急激に暑くなりますし、夏期合宿も迫っています。

夏場の練習に向けて良いスタートを切る為にも、生活を乱さないよう気をつけましょう。

◇合宿初日は要注意◇◆◇……・━━━…・┿

早くも真夏日や猛暑日の予報が出されていますね。この時期の猛暑は大変危険なのです。

というのも、熱中症による事故はこうした梅雨の晴れ間や合宿初日に起こる率が一番高いという調査結果が出ているからなのです。カラダがまだ暑さに慣れていないのが最大の理由です。

さらに怖いのが試験中の不規則な生活による自律神経系の失調です。

気温の変化に加え、いつもと違う生活にカラダが対応できず、思わぬ事故を招いてしまうのです。

試験明けにいきなり合宿というチームも多いようです。十分に注意して下さいね。

◇熱中症の種類を覚えよう◇◆◇……・━━━…・┿

熱中症の症状にも色々あります。チームメートが危険に直面した時に役立つよう、皆さんも是非、その種類と対処法を覚えておいて下さい。

1 熱失神

体温が急激に上昇すると熱を放散しようと体中の血管が拡張します。

同時に血圧が一気に下がり脳の血流が減少するため、めまい、失神を起こし顔面が白くなります。

2 熱疲労

大量発汗による脱水から脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気をもよおします。

3 熱けいれん

水分補給はしていても塩分が補給されないため、血液の塩分濃度が低下し、足、 腕、腹部などに痛みを伴ったけいれんを起こします。

4 熱射病

体温上昇により脳の中枢機能に異常が起こり意識障害などを引き起こします。

場合によっては命の危険もあります。


いずれの場合もまずは指導者に連絡して下さい。そして風通しの良い日陰に移動させ、衣類をゆるめ、カラダを冷やしましょう。意識があればスポーツドリンクを飲ませて下さい。

専門家が到着するまで霧を吹きかけ、うちわで扇ぎ体熱を放散させながら待機しましょう。

◇予防には水分と塩分◇◆◇……・━━━…・┿

体重の約2%の水分が失われると危険です。体重50kgならば1リットルの汗でも危ない訳です。

でも、アスリートは1リットルくらいあっという間にかいてしまいますよね。

そこで、この時期にこそ実践して欲しい熱中症の予防法を提案します。

水分は時間を決めて必ず全員で補給しましょう。練習メニューに組み入れて下さい。

できれば15分毎くらいが良いでしょう。各自でいつでも補給できるよう、給水の準備をして下さい。

そして、もう一つ重要なのが塩分補給です。ミネラル豊富な天然塩などを口に含ませるとけいれん予防になります。お昼ごはんはいつもより塩気を効かせたおむすびにすると良いですね。

次に処暑でのトレーニングに馴れるために運動強度を徐々に上げていくよう、スケジュールを調整して下さい。約5日前後でカラダは暑さに順応すると言われています。

助走期間を上手に過ごすことが夏を元気に乗り切る秘訣です。

次回は夏の危険を回避するセルフチェックをご紹介します。お楽しみに。


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最近、何だかカラダがだるいなぁ、と思ったら、もちろん湿気のせいもあるのでしょうが、暑さに慣れていないからだったんですね・・・納得。水分補給も足りなかったかもしれません。

塩分控えめ、などという言葉がさかんに使われているので、カラダには悪いようなイメージが持たれますが、汗を沢山かく時期には、水分と同じくらい塩分も大切なんですね。

カラダが欲した時や、塩味が美味しい〜と感じた時は、不足しているのかもしれません。



★山根氏のつぶやき☆★──────────────────────────────────☆

この9月に3週間の日程でニュージーランドとオーストラリアへ合唱団の演奏旅行に出かけます。

先日の日曜日、そのスタートとなる東京の舞台に立ちました。男声合唱は声が命。

2時間にも及ぶステージで如何に集中を切らさないでコントロールし続けるかが成功の鍵です。

そこで私はアスリートの皆さんと同じようにカーボローディングでエネルギー補給をしました。

前日からビタミンB群の多い玄米の配合を増やし、更に豚肉を調理してパワーアップを図りました。

お弁当も玄米&豚肉に。お蔭でスタミナは十分、でも肝心の演奏は果たして如何なものだったのでしょうか・・・

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カーボローディングしてステージに上がる人、初めて知りました。(笑)

演奏の結果はともかく、手応えがあったのならば、周りの団員の方にもおススメしてみては?


まだまだ暑さはこれからが本番です。

この夏、皆さんが良いトレーニングを積めるよう、私達も応援しています。

「ウチのチームでは、こんな工夫をしてるよ〜」そんな声も聞きたいです。

え?教えられないって?ここだけの話、にしておきますから・・・(笑)

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