【スポーツ栄養情報】セリア通信vol.30 先生って素晴らしい

2008年3月25日

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桜が咲き始めましたね。皆さんのところはいかがですか?

ここ、房総半島はこれからです。

今は田んぼの脇にずらーっと水仙が咲いています。

菜の花畑もキレイですヨ。もちろんウグイスも鳴いています。


もうすぐ新年度ですね。

新しい学校、新しい職場、という皆さんは、準備に忙しい頃だと思います。

そして、希望で一杯でしょう。(え?不安も一杯?)

別れと出会いの季節。心の揺れ動く季節。あ〜、イイなぁ。(遠い目)


新しい環境で出会うのは、友人だけではありません。

新たなる指導者の方との出会いも、大きな転機と言えるでしょう。

普段から多くの先生方とお会いしている山根さんですが、先生という存在について、感じている事を語ってくれるようです。

どんな内容なのでしょうか。読んでみましょう。



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◇先生って素晴らしい◇◆◇……・━━━…・┿


今月11日、中日スポーツ「第2回スポーツ功労賞」を、愛知県立豊川工業高校陸上部の渡辺正昭監督が受賞された。無名チームを全国レベルの強豪に育てた功績、地元中高生の育成が高く評価された。

ちょうど授賞式の前にお会いする機会があり、8月下旬に行われる合同合宿に誘って頂いた。

子供達の育成や地域貢献への思いは紛れもなく純粋なものであるのに、誤解を招くケースも少なくない。

自分のチームを強くするための育成なのか、と疑われてしまうそうだ。


学校のチームとして全国駅伝大会やインターハイ、全中(全国中学校体育大会)を目指すのではなく、学校の枠を超えた地域で選手を育成したいという指導者が増えつつある。

ライバルの垣根無しに、合同練習会を行なったり、クラブチーム化に人生を賭けている先生も多い。


社会の枠組みや組織から離れて行動を起こすことはとても難しい。

そんな中、子供達の為なら勇気百倍、という先生にも出逢って来た。

学校の壁を越え、多くの生徒達に陸上の楽しさを知って欲しいと願う先生方が沢山いる。

将来を見据えれば、大変心強い存在だ。


本当に強いチームは、勝ちたいという意識より、陸上競技が好きだ、という気持ちが先行している気がする。そして良い指導者というのは、陸上競技を通じて、生徒達に社会性を持たせ、結果を追い求めるプロセスで、創造力や努力を養わせる。

「強い選手である前に立派な人であれ」それが指導の基本理念だと思う。


数年前、渡辺先生の御自宅を訪ねた。下宿生のために御家族が野菜作りに精を出されていた。

食事を任されている奥様も、栄養への関心が高く、質問攻めにあったことを思い出す。

あの頃まだ幼かった娘さんは、都大路を目指して走っている。


「この監督、やっぱり先生なんだな・・・」学校スポーツの素晴らしさを実感する瞬間だ。

巣立った選手達は先生の顔を忘れることはない。取り巻く社会がどんなに世知辛くなろうとも、この絆は崩れない、そんな学校スポーツであって欲しいと思う。


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私も今までの人生を振り返ってみて、先生という存在は大きいな、と思いました。

指導者との出会いが人生の転機になっています。

それだけ人の心や考えを動かす存在なのですから、指導者の方には責任を持って頂かなくては!

選手の皆さんには、先生とのコミュニケーションを大切にして欲しいと思います。


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さてさて、今週は山根さんにつぶやくのはお休みして頂いて、(笑)

ジャジャーン!セリア通信第30号記念特別企画です。


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アスリート御膳
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セリアユーザーの星野芳美さんから私(山根)のブログにこんなコメントを頂きました。

「メルマガで多くの方に伝えてほしいことがあります。わかっていてもなかなか実践できないのが食事です。これなら簡単といった単体で摂れるもの、例えば納豆・牛乳など、時間がなくてもこれだけは摂ってもらいたい、というものを教えて下さい。貧血なら鉄だけ摂ってもだめ、タンパク質やビタミンCも必要、といったアドバイスもしてもらえたら光栄です」

星野さんは主にマラソンで活躍されている市民ランナーで、なんと、2007年のランナーズ賞を受賞された方です。コンディショニングや栄養学にも積極的に取り組まれ、御自身のHP(http://www2.ocn.ne.jp/~hossi/)でも、多くの経験から学んだ事を掲載されています。

御要望にお応えして、これから、アスリートの食卓に、お弁当に、お勧めの食材や料理を御紹介していきたいと思います。



イ┃カ┃ナ┃ゴ┃の┃く┃ぎ┃煮┃
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イカナゴ(玉筋魚)・・・スズキ目イカナゴ科

晩秋から冬にかけて生まれた3〜4ヶ月の稚魚を新子(しんこ)と呼びます。今が旬。

体長3cm前後が最も美味しいそうです。明石や神戸では、この頃獲れる鮮度のよい新子を、「くぎ煮」と言う佃煮にするのが風物詩となっています。しょう油、みりんにショウガを加え、甘辛く煮付けたイカナゴが、錆びた釘のように茶色に曲がっている様から「釘煮」と呼ばれています。

先日、兵庫県に住む父の友人が自家製を送って下さいました。これが旨い。

たまたま我が家で合宿中の学生達に出したら、箸が止まりません。

その秘密を探るべく栄養価を調べてみると、高タンパクで鉄分をはじめミネラルが抜群に多いことが分かりました。走り込んだカラダが欲する栄養がぎっしり詰まっていたんですね。


◆参考レシピはこちら◆
http://www.tec-tsuji.com/recipe2002/chef/jap/cf0289/index-j.html


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小魚と言えばカルシウム、と思っていましたが、それだけではないんですね。

まさに、アスリートに必要な栄養の宝庫です。

今はインターネットでお取り寄せも可能ですから便利です。


星野さんの様にリクエストを頂けると大変嬉しいです。

読者の皆さんが知りたい事を知りたいのです!

ぜひぜひ、参加型のメルマガにして下さいね。お願いしま〜す。



それではまた来週。

まだ気温が安定しませんから、風邪など引かないよう、お気をつけて・・・



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