Seria Net
No.19


ほんとに知ってる?
ビタミンK編

野菜嫌い納豆嫌いの君、スカスカの骨にならない為にも大切なビタミンK
同じビタミンでもあまり知られていないのがビタミンKです。しかし、血液や骨にとっては非常に大切です。出血を最小限に抑える働きや骨に柔軟性を持たせ、丈夫にする働きを持っています。肝臓でプロトロンビンが作られる時にも不可欠です。血液が空気に触れた時、このプロトロンビンやカルシウムイオンなどが粘りのある物質を作り、赤血球を絡め取って血栓となり傷口を塞いで止血します。また、コラーゲンと同じように、このネバネバが骨にカルシウムをくっつける糊の役目もしています。特に成長期には必要なビタミンです。緑黄色野菜、特にブロッコリー、ホウレン草、アスパラガスなど緑色の濃いものに多く含まれています。何と言っても多いのが納豆です。しかし、野菜嫌いが増え、納豆などの発酵食品が敬遠されるようになると、当然不足してきます。ケガに強い、しなやかな体作りのためにも好き嫌いをせず、しっかり食べましょう。腸内細菌が作るK1とK2、化学合成によるK3の三種類があります。米国製サプリメントなどに見られるK3には過剰症がありますが、K1、K2のように体内で作られる物にはその心配はありませんので、できるだけ食物から摂って下さい。(小)