骨折に負けるな
ダニエル・ジェンガ　ヤクルト所属（ケニア）上州路を駆け抜ける全日本実業団駅伝。折からの強風にバランスを崩したのは８ｋｍ付近だった。激痛がひと足毎にひどくなっていった。「駅伝は自分一人のレースじゃないから」祖国を離れ、家族を想い、日本での生活を克服してきた君は、誰よりもシドニーへ賭けていた。そんな君だから、不運なアクシデントに見舞われて尚、チームの事を考えたに違い無い。一日も早く骨折を完治させて、次の目標に向けて走り出せ。(武)

素晴らしい実績
千葉県小見川中学校二年　長嶋純也君
・チームの代表になった時から見てきました。有田先生と仲間との間で試行錯誤の連続でしたね。その頑張りが君を成長させたのだと思います。自己記録の更新（三〇〇〇ｍ八分五六秒）もさる事ながら、何と言っても全国駅伝優勝という素晴らしい実績を残しました。中学生とは思えない落ち付いたレース展開は、私達を感動させてくれました。Ｖ２に向けてもうスタートは切られています。頑張れ純也。(英)

シドニーへGO
競歩　 川崎真裕美さん
（株）海老澤製作所　日本選手権第五位
・二〇ｋｍ競歩で自己ベストを更新。貧血で潜在能力を発揮できずにいたが、いよいよ開花の時が来た。レベルの高い練習を積み、三月五日の琵琶湖全日本、四月一六日の五輪最終予選、輪島全日本競歩に賭ける。暗い季節は終わりを告げ、貴女の季節がやって来る。明るい未来に恐れるものは何も無いのだから・・・。