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No.11


たのもう晋平

千葉県立大多喜高校・陸上部
我がシーエフ社の隣町にある大多喜高校。毎年駅伝シーズンにはセリアクラブと激戦を繰り広げるライバルです。夏休みの一日、千葉市天台の陸上競技場に乗り込んでの挑戦となりました。梅雨明け間近の曇り空、この蒸し暑さは格別です。メニューは秋に行われる駅伝コースの下見を兼ねた十五キロのペース走。練習相手とメンバー不足が目下の悩みと民内先生はおっしゃっていました。しかし、今年は同校OBで国際武道大の桜井健一選手が百十メートルハードルでグランプリ二勝、学生記録更新と絶好調。彼が練習に参加した事が良い刺激となり、目標を持って練習に取り組む様になったと話して下さいました。その言葉どおりキャプテンの鈴木君をはじめ、鶴岡君、大塚君、高地君、君塚君、中野君、有枝君の各選手は力強い走りを見せてくれました。最後に千メートルのトライアル。軽快に飛び出すと、集団で一気にペースを上げていきます。エンジン全開の彼等にペース走でクタクタの私は圧倒されっぱなし。五人が二分台でクリアーしました。予想以上の結果に、皆の笑顔がはじけています。着実に成長し自信に満ちあふれたその表情は、充実した練習の賜物でしょう。今シーズン対決もさらに白熱する事でしょう。吉田晋平