ダイエットという単語を調べたことがありますか。さぁ辞書を引いてみましょう。第一に日常の食物と書いてあります。第二に食事療法が出てきますね。また、栄養学という意味も含まれています。食べるものを減らして痩せること、だと思っていませんでしたか。実は逆で、どのように食べるか、ということなのです。痩せたい人だけではなく、すべての人が考えなければならない言葉です。ダイエットという言葉が氾濫しているせいで、本来の意味が理解されていません。

身体に良いものを適量食べること、がダイエットです。ですからリンゴだけ、とかコンニャクだけなんて以てのほかです。また、カロリーが低いからダイエットに良い、と思うのも大間違いです。栄養のあるものにはみなカロリーがありますから、ノンカロリーは栄養もゼロということです。肝心なのは痩せたいなら我慢するのではなく、何を食べるかを考えることです。このお姉さんは食事が済んでお腹は一杯なのに、目の前にケーキがあると食べてしまいます。これは食事の内容に問題があるからです。夕食はカツ丼でした。お吸い物は付いていましたが野菜は漬物だけ。栄養のバランスが悪いことは皆さんにもわかりますね。そうすると、身体はまだ不満足な状態で、脳からも何か足りないぞ、と言ってきます。そうすると甘い物に手が伸びてしまうのです。

実際、ビタミンＣが足りていると甘い物は欲しくなくなります。人間の身体は必要な栄養素が不足すると、自身の身体からそれを見つけて、使っていきます。カルシウムが足りないと骨から溶け出すように。ですから体重が減っても、大切な骨や筋肉を消費している危険性があるのです。正しいダイエットとは、食べないことではなく、きちんと食べることなのだ、ということを忘れないで下さい。