無理なダイエットとその危険その1【セリア通信vol.797】

2022年12月6日

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皆さん、お元気ですか。

12/4(日)に行われた関東中学校駅伝大会女子で
シーエフ社の地元、千葉県いすみ市立岬中学校が優勝しました。
県大会では優勝したチームとは同タイムながら僅差で準優勝。
その経験を活かして、見事な走りを見せてくれました。

岬中は生徒数の少ない小さな小さな学校ですが、
保護者もOBも地元の方々も一緒になって
早朝から毎日、走っています。
皆さんの努力が報われて
本当に良かった!!

地元のことではありますが、
この場を借りてお祝いを伝えさせて頂きます。
ほんとうにおめでとうございます。
 
◆◇本日のメニュー◇◆

1 無理なダイエットとその危険 その1
2 セリアスタッフの舞台裏【目の色が変わると】
3 陸上雑感【気圧の日内変化】

ランナーの皆さん、
無理なダイエットは危険です。
ぜったいに止めましょう!

無理なダイエットとその危険 その1

◆走るにはエネルギーが必要◆

ランニングは、たくさんのエネルギーを消耗します。
そのためダイエットを行い食事量が不足した状態で走ると、
あっというまにエネルギー不足におちいってしまいます。
この状態でもしばらくは走り続けられますが
カラダには様々な不具合が生じます。
 
◆カラダを切り崩す◆

エネルギー不足の状態で走り続けるためには
カラダの様々な組織を切り崩して不足を補います。
体脂肪はそのうちの1つに過ぎません。
エネルギー量は高いのですが、
燃やすのには労力がかかります。
そこで、間に合わせの代用エネルギーとして
たやすく分解できる血液や筋肉等の体組織を切り崩します
  
◆慢性化するエネルギー不足のもたらす不調◆
 
無理なダイエットを行っているランナーの皆さん、
あなたのカラダでは、次のような恐ろしいことが進行しています。

①血液破壊(貧血など)
②筋肉破壊(ケガや故障など)
③内臓疲労(内臓疲労、内臓の萎縮、成長障害など)
④精神疲労(気分の落ち込み、燃え尽き症候群など)
⑤生活習慣病の発症など

やせ始めの頃は
カラダが軽くなって
思いのほか走れることもあるでしょう。
ところが、その間にも体内では組織破壊が進行し、
”おかしいなぁ?”と思った頃には
症状が重くなっている選手を
たくさん見てきました。
 
◆タンパク質不足の弊害◆

ダイエットなどによる
異常なエネルギー不足の状態が長引くと
体内では組織破壊が当たり前の状態になってしまいます。
このようにいつも筋肉や血液が破壊され続けると
次第に内臓にもダメージが加わるようになり、
その働きが著しく低下します。
このとき体内ではエネルギー不足だけではなく、
内臓をつくり、その働きを支えるタンパク質が足りない状態となっていて
”回復にはかなりの時間と労力を注がなければならない”ことを知っておいて下さい。
 
◆長引かせるとたいへん◆

ダイエットを長く続け、
走ろうと思っているのに
このところはすぐに息があがってしまい
カラダが重くて仕方ないという方はいませんか?
精神的にも滅入ってしまっていて、
学校も休みがちだったり、
練習に行く気力が失せたりしていたら
すぐに監督・コーチに相談して医師の診断を仰いで下さい。
疲れているだけだからとか、貧血だからとかいう
素人判断は絶対に止めましょう。

このような栄養失調による不調からの回復にはとても時間を要します
生活や食事を根本から見直して、根気づよく取り組む必要があるからです。
もしかしたら自分にも当てはまるかも知れないと思ったら、
1人で抱えずに私たちに、どうぞご相談ください。

::: セリアスタッフの舞台裏【目の色が変わると】 :::
 
学校の先生と話していると
にわかには信じられないような
できごとをたびたび耳にします。

例えば、
冬の市内駅伝で最下位争いをしていたチームが
翌秋の県駅伝で準優勝、
通信陸上で予選の最下位争いをしていたチームが
1ヶ月後の県総体で入賞、
名門チームにいながらも、歴代最弱と言われた選手たちが
1ヶ月の猛練習で日本一に、
など。

いずれも悔しさがターニングポイントとなり、
目の色を変えて練習や食生活に打ち込んだことで
素晴らしい結果を残したのでした。

このような話を聞くたびに
私も目の色を変えて頑張れば
大きなことを成し遂げられるだろうか?
と思わされます。

来年、大きなレースがあることですし、
目の色を変えて日々研鑽していきたいと思います。
(山内)

::: 陸上雑感【気圧の日内変化】 :::

冬の日本はシベリア気団(高気圧)の影響を受けているという。
つまり冷たくて重い空気に覆われているので、
比較的気圧が高いのである。
ランナーにとっては駅伝・ロードシーズン真っ只中で調整も十分だから
自己ベストを狙うには絶好の季節であると言えるだろう。
また、朝晩の冷え込みと気圧の関係も見逃せない。
気温が下がり空気が地上へと降りて来るため
日中に比べて気圧が高くなるからだ。
冷え込みが気になるところだが、
気圧の高い(酸素の濃い)
夕方のレースは記録を狙う絶好のチャンスかも知れない。
(山根)
 
* * * * * * * * * * * * * * * *
 
皆さんから嬉しいお知らせを頂きました。
優勝・自己ベスト・新記録・・・。
みんな、本当に凄い!

では、また来週。


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